ネテロとメルエムに学ぶ、悪魔を出し抜く方法
ナポレオン・ヒルの悪魔を出し抜けっていう本をオーディオブックで聞いてる。
オナ禁の話は出てこないけど、食欲や性欲をコントロールする重要性が説得力満載で登場するから、かなり興味深い。
まだ聞いてる途中だけど、オナ禁で電車効果だの肌質がどうとか、”そういう次元じゃないレベルの効果・恩恵がやっぱりある”ということが悪魔の話から分かる。
(肌質改善効果も捨て置けない大事なものなのは間違いない。電車効果はどうでもいい。)
性欲にしろ食欲にしろ根源的な欲求だからこそ、みんな喉から手が出るほど求めるもの。
だからこそ、流されやすい。そして支配されやすい。
- 美味しいものなんだから、いっぱい食べた方が幸せ。
- 気持ちいいことなんだから、たくさんした方が幸せ。
こんな価値観に支配されたら、もはや飼い慣らされたペットだ。
飼い慣らされない野生動物は、腹いっぱい食べないし、オナニーもしないし、交尾に溺れない。
飼い慣らされたペットの状態、それは悪魔(支配者)の思うつぼ。いともたやすくコントロール可能な状態だ。
ハンターハンターの蟻編で、(選別という名の人口削減の準備として)シャウアプフが無気力に列をなす大衆に粉を撒いてるシーンがあるが、まさにそんな感じ。
無理くりハンターハンターの話につなげるよ
未曾有の災害レベルのキメラアントの王を倒したのは、人間の悪意(と書いて進化と読んでいる)が生みし凶悪な兵器(貧者の薔薇)だった。
生まれながらの最強である蟻の王が、動物の本能と人間性の狭間で揺れ動く中、たゆまぬ努力で力を得て人類最強と謳われたネテロの奥の手が悪魔の発明品だというのも色々と考えさせられる。
ネテロは、人間の闇のエネルギーを表すような世にも恐ろしい表情で貧者の薔薇を起動したわけだが、キメラアントという脅威から人類を守るという目的の遂行のための手段として使っただけで、悪魔に支配されていたわけではない。
彼が、気が遠くなるほどの期間を一つのことに没頭し、前人未踏の結果を残せる人間であることは描かれている。
食欲や性欲に溺れること無く、自己実現のためにエネルギーを転換(昇華)し、その結果、音を置き去りにした漢なのだ。
そんなネテロの強さの源は、「感謝」。
「感謝」を糧に、禁欲と果てなき努力の行き着いた境地。
一方、生まれながらに絶対的な存在のメルエムは、コムギと出会い「愛」を知り、憎しみにまみれることなく死んでいった。
そんなメルエムが死に際にコムギに発した言葉が「ありがとう」。
悪魔を出し抜く秘訣は、「感謝」と「愛」。
(個人的見解。「悪魔を出し抜け」で言ってる内容はまた別)